私は鳥となり

希望の翼を羽ばたかせて

輝きに溢れているであろう

未来へ向かって

飛び立つ

力強く

羽ばたいてみせる

 

その翼で　この思いを　

哀しい思いを　

吹き飛ばしたい

迷いを吹き飛ばしたい

吹き飛ばして新しい私として生きていきたい

 

強くなりたい　どんなことがあっても挫けない

そんな人になりたい

 

あなたが私は一人でも大丈夫だって思えるように

変な気を遣わさせなくてもいいように

私はいつでも笑顔で生きていく

どんな時でも笑っていたい

あなたが結婚する時も・・・・私は笑うよ

 

笑顔であなたを祝福するよ

精一杯の笑顔で祝福するよ

 

 

あなたがいなくても大丈夫

 

大丈夫だって自分に言い聞かせてるのに・・・

なぜなのかな？

涙がこぼれる

 

でもこの涙はあなたを愛していてこぼれた涙じゃない

あなたを愛しているわけじゃない

これから結婚する人を好きになるはずがない

 

そう自分に言い聞かせてるのに

 

なぜかまた涙が出てくる

 

今度はさっきよりも多くの涙が出てきた・・・・

 

 

あなたは私の弟のような存在・・・・・

 

だから弟の結婚式を祝福するのは当然のこと

 

私はあなたのお姉さん

 

あなたのお姉さんなの・・・・

 

自分にそう言い聞かせるたびに涙が出てくるの

 

もうこれ以上涙が出ないんじゃないかってくらい・・・

 

だから明日は涙を流さずに笑顔で祝福できるはず

 

明日は飛びっきりの笑顔でいられるはず・・・・

あなたが幸せになれるんだから


少しの間だったけど

やっぱりあなたと過ごせてよかった

幸せだった


明日、あなたの結婚式が終わったら
私は村へ帰り強く生きていく

 

あなたがいなくても大丈夫だから

 

ぽっかりあいた穴もいつか埋まるはず・・・

ううん　埋めなきゃいけない

それが私の強さとなるはずだから・・・・

あいた穴が大きい分強くなれるはず・・・・

 

あなたのように大切な人を失っても

どんなに辛いことがあっても

挫けずに強く生きていきたい

そうしたらきっと幸せになれるような気がするから・・・

 

あなたのように・・・・

幸せを手に入れることができる気がするから・・・・



ありがと　リュカ

少しの間だったけど

ありがとう

あなたと共に過ごせて……

よかった

本当によかった……


いつか私は

私らしい

風になるから

その時

また会えるといいね

楽しみにしてる

いつか

その日が来ることを――


そのころリュカは――

 

明日が楽しみだな

でも・・・・少し不安だ・・・

ビアンカは僕のことをどう思ってるんだろう？

ビアンカは弟のようなものと言ってたけど

 

僕は・・・ビアンカのことが・・・・大好き

幼馴染とかお姉さんとかそんなんじゃなくて

ただビアンカのことが愛しくて・・・

明日はこの想いをビアンカに伝えよう

ビアンカをしっかりと見つめて・・・

君への確かな想いを伝えるから

受け取って欲しい

 

でももし　ふられちゃったらどうしよう

 

やっぱり君に僕の想いを伝えられるだけでも幸せだね
ビアンカと結婚できたらもっともっと幸せだけど