君 の声が聞こえる。

近くに聞こえる。
それが嬉しくて
もっと近くで君の声が聞きたくて

熱い吐息が顔にかかるくらい
君を抱き寄せた

そして君の耳元で囁いた
「ビアンカ 好きだよ」
そう言うととても幸せな気分になれて

そしたら君も僕の背中に手を回して僕の耳元で囁いた

――ありがとうリュカ 私もリュカのこと大好き――


愛しい声がこんなに近くで聞ける


ああ こんなにも君のことが
ああ こんなにも大切なんだ

ああ こんなにも君のことを
ああ こんなにも愛している

いつの日か 愛に戸惑った心も
やがて辿り着いたのは
ゆるぎない心だった

限りない愛しさが
僕をつつむ


僕はもうひとりで歩けないよ
君と一緒じゃないと歩いていけないよ



たったひとつ約束しよう
指きりで約束しよう


僕はビアンカに小指をさしだした。
――もう僕は君を離さないから 約束するよ――

そしたら君は微笑んで
僕の小指にそっと指を絡めてくれたね

もう君を離したくないよ
この腕の中
ずっと君を抱きしめていたい

ああ これからも
ああ ずっと幸せな日々を

ずっと君の微笑み
眺めていてもいいかな

ずっと君の優しさに
包まれていてもいいかな






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